大桁仕口の説明です。
シャチ継ぎといって写真左側男木・右側女木を組み合わせて、上から込み栓を2枚打ち込む事で
それぞれを引き付ける代表的な仕口の一つです。
現しとなる大桁の継手は、全てこの工法で加工されています。
これは、丸太梁の仕口でアリ落としといわれる仕口です。逆さの状態を撮影しています。
右の大桁の加工された部分に、上から丸太梁を落とし込んで大桁へ組み合わせていきます。
この様な仕口にする事で、桁と梁をつなぎ合わせてあるので絶対に外れる事はありません。
この様に加工された丸太梁27本を十字に組み合わせて建てられる建築物は、最近では随分少なくなりまし
た。曲がりくねった梁を組み合わせることを頭の中で考えながら、山で松丸太を切る時から梁算段は、始まっ
ているのです。経験豊富でなければとても出来るものではありません。
建坪64坪の平屋建て店舗の和風建築です。
12月中旬に建て方を予定しておりますので、随時ご紹介して行きます。
基礎工事も順調に進み12月5日には土間コンクリートまで完成させる予定です。