明治大学の応援カラーは紫紺色です。
身近にある花ならシコンノボタンの色でしょうか。
ムラサキ草の根から紫色素を抽出して染色したものが古代紫。
古代ローマやエジプトのクレオパトラの時代にもこの紫色は
珍重されていたようで貝から得ていたのだそうです。
聖徳太子の制定した冠位十二階の最上位が紫であり、
古代ローマ時代には皇帝以外の者が身につけてはならない禁色
だったそうです、洋の東西を問わず大切にされてきた理由の第一は、
その希少性にあり、「紫色」の使用そのものが権力の象徴、
最上の贅沢であったのだとか・・・
さてさて原料のムラサキ草ですが現物は見たことがありません。
自生地の確認は至難とされているほどにその数を減らしているらしい。
通販で購入出来るようですが、栽培は容易ではないようです。
次の、万葉集の代表歌が詠まれた頃は、
日本各地の草原にムラサキ草が自生していたのでしょう
あかねさす紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る 額田王
シコンノボタン、よくよく眺めれば高貴な雰囲気が・・・
冬に温度が確保できれば木のように大きくなるんですが、
我が家ではやっと冬越ししている状態なので2mほどです。
今が一番花の少ない時期です。
細々咲いているブラックティーと十六夜も愛でて下さいませ(*´∇`*)
紫紺といえば
2009.08.20