建築現場から

K様 別荘新築 現場進行状況その5

2009.05.23


建て方も無事終了し、一週間が過ぎました。                      
 
天気に恵まれ、一度も雨に降られる事なく屋根まで葺き終える事が出来ました。

写真は、床下の束柱で、柱の根元に使われている鋼製束は電気亜鉛メッキと黒色クロメート処理で錆やシロアリを寄せ付けず、収縮自在のスライド機能の操作で施工後のレベル調整も簡単に出来る優れものです。


薪ストーブ用の煙突も

屋根拭き工事と共に取付られ

雨じまいもばっちりです。


建物の角に入れられた筋交いは、

金物で固定され、耐震強度もしっかり確保されました。

その他における筋交いも、全て同様の施工がされています。


リビングの天井に現れてくる丸太梁です。

全長7.28Mの丸太梁ですが、手前側半分は

残念ながら天井の中に隠れてしまいます。

写真をよく見ると、野地板(屋根板)は合板ではなく

無垢の板が使われています。


水糸を張り、床の高さを調整しています。

この作業を90cm毎に行い、レベル調整をして行きます。

この際、先程の鋼製束が作業性をアップさせてくれます。


写真は、床を張る前の段階で根太間に、断熱材を入れていくのですが、

よく見るとわかる様に、根太に金属ピンを取付け

床面に断熱材がぴったりと付く様に受けています。

ここではまだ防蟻処理が行われていないので、

写真を撮るために、仮に断熱材を入れて撮影しています。
 

天井を張る為の下地を作っています。

この場所は、脱衣室になる所です。

天井材はサワラの無垢板で仕上げる予定です。


2階洋室の部屋も、天井下地まで終了しました。

この後、外壁に防湿シートが貼られてから

天井に断熱材を入れ

クロスの下地材となる耐火ボードを貼っていきます。


1階屋根に取り付けられた換気棟です。

リビングの天井が吹き抜け(勾配天井)なので、

屋根と天井仕上げまでの空間が僅かしかありません。

その狭い空間の湿度を管理し、結露を防ぐ為に

棟換気は無くてはならない設備です。

屋根材が壁面で15cm立ち上がっていますが、

その下のルーフィングは、30cm立ち上げてあります。

さらに棟の部分は重ね貼りをする事で、雨の侵入を防ぐ事が出来ます。

以外とこういう場所からの雨漏りがある様ですが、

これだけの工事を施せば心配は無いでしょう・・・