今年何回目の開花だろうか。
暑い間中、花をつけて庭に彩を添えてくれる。
このやさしげなライトピンクの花が一気に咲いた時は穏やかな気分で顔つきも
優しくなっているのだろうと思う。
文献によれば湿ったところが好みらしいのだが・・・
我が家の真っ白な夾竹桃は枯れてしまった。
原因は湿ったところに植えたからではないかと思っていたのだが、違ったのか?
今はほとんど花が終わりかけているけれど“花魁草”別名を“草夾竹桃”とも、
夏の暑い盛りの白は格別です。
下の写真は“花の写真館”からお借りしました。
若かりし頃の思い出の“夏”の1ページにはこの花があった。
場所は岐阜県、ジリジリと照り付ける舗装道路、
街路樹がもっと暑苦しい色でギラギラと咲いていた。
後で夾竹桃と知ったのだけれど・・・
バスにも乗らず・・・映画のワンシーンを思い浮かべるように肌の焼ける
感触まで記憶としてよみがえって来る。
親元を離れた心細さ、初めて見た南国のような雰囲気を持った夾竹桃、
お金がなくてバス代を節約し、灼熱の太陽に焼かれ熱射病寸前だったのか。
訳が分からないけれど、青春時代とこの花はセットになっている。
栃木県が屋外で生育可能な北限ではないかしら?
庭木として植えているお宅も増えてきてポピュラーな存在とはなって来た。
温かい地方では街路樹として植えている所もある。
身近な花なのに有毒植物である事はあまり知られていない。
どのくらい有毒なのかと言うと、よく耳する“青酸カリ”より強く
植物の中では最強の毒性を持っているとの事。『ウィキペディア(Wikipedia)』
何年か前に苗をネットで購入しようとしたら、昔フランスで死亡事故が
あったとの記述を読んで驚いた。
日本でも箸に用いて亡くなった人がいるらしい。
外国の死亡例はほとんどの場合バーベキュ―の串として使用したため。
串を使って焼いた肉を食べた人全員が死亡しているのだからその毒性は
推して知るべしである。
もっとすごいのは夾竹桃の根、茎、葉、花、実の全てに毒があり、
燃やした煙も腐葉土になっても毒なのだとか。
そんな事とは露知らず花を折って口にくわえた事もあった。
汁の出るところだったらとうの昔に死んでましたわ。
だいぶ昔に喘息のアレルギー源と言われて街路樹を切った市町村もあったはず。
その後改良すると話題になった事がある。
だから、今販売されている物は大丈夫なのか?知っている人がいたら教えて下さい。
小学校の先生にお願い!
身近な有毒植物については先生自身も勉強して知識として身につけて欲しい。
子供たちには理科の時間にでも教えるべきではないかと思うのですが。
有害植物や動物について一度ぐらい教える時間があったような気もする???
もっとも以前、学級で作ったジャガイモを児童と食べて食中毒になったケースが
ありました。太陽にあたって緑になったじゃが芋に毒性があるって先生が
知らなかったんだとか
スーパーから購入するんだから当然で、長年主婦なのに知らない人も
私の子供の頃は手伝いの合間に親からいろいろ教わったものです。
今じゃ親でさえ知らないんだから、確実に一度は学校で学習しないと
いけないじゃないかしら?
学習指導要領の中にはあるのかも・・・余計なお世話でした (o^∇^o)ノ
夾竹桃が青春の1ページ
2008.09.6