Yokoの花便り

忘れられないクリスマス

2008.11.13

それは完璧なクリスマスでした。  ~ピックアップテーマより~
あの頃は気合が入っていたなあ~。
息子が小学5年生だった。まだ、サンタクロースを信じていたのです。
普通では考えられないけれど、息子達の学年は素直でのんびりしていたようです。
クリスマスイブには寝入るのを待ってプレゼントを用意した。
このプレゼントが5段ギアの大きな自転車で物置小屋に隠しておいて真夜中に
運び入れた。音がしないように細心の注意を払いながら・・・
リボンも掛けてトナカイの鈴を鳴らして翌朝、サンタが来たと大喜び
親がサンタだと知っているのかと思っていたけれど・・・
驚いた事に本当にサンタがいると信じて疑っていなかったのです。
何日か後に同級生を車に乗せてスイミングに行く途中。
後部座席で二人で話していました。
「クリスマスに家にサンタクロース来たぞ!りんりんって鈴も聞こえたんだあ~」
友人曰く『俺んちだってサンタ来たぞ、俺んちも鈴が聞こえたもん」
どうやら学校でサンタがいるかどうかでもめたらしい。
鈴の音まで聞こえてプレゼントもあったのに、いないと言われて憤慨していたのだ。
「こんなに大きいのに居ると信じていたら馬鹿じゃないかと思われるから、
本当の事を教えてあげた方が良いよ」と姉が言うのを止めて様子を見る事に
どうせいつかは知る事になるんだから夢を見させておくのも良いんじゃないかと・・・
さすがに6年生のクリスマスには気がついたようでホッとしたり残念な気もして。
女の子はおませだから1年生のときから親の仕業だと感づいていました。
案外、男の子の方がうぶだったんです。嘘のような本当の話
この息子、今じゃ髭もじゃで面影もありません。
クリスマスが来るたび、デコレーションケーキを食べながら思い出します。