Yokoの花便り

私は何をしようとしているのでしょうか?

2009.02.6

分かった人は好きな人? もしくは年配者と暮らしている栃木県人でしょうか。
栃木県人の2月の大イベントとは?
そうです。嫌いな人にとっては見たくもないという『しもつかれ』です。
初午(はつうま)の日、稲荷神社に五穀豊穣や無病息災を願って、
赤飯とともに供える料理のことで、栃木県を中心に北関東に古くから伝わる
郷土料理です。
しもつかれの材料~大根をおろす鬼おろしは必需品です。
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幼少の頃は食べませんでした。なぜって?
母が作らなかったのです。嫌いだったようで叔母の家で食べたのが最初でした。
加えて塩鮭の頭が調達出来なかったのではないかと…聞いた事は無く想像です。
今でこそスーパーに行けば鮭の頭だけ売っているけど・・・
昔は塩引き(新巻鮭)がつるしてあることがステータスシンボルとなるような
貧しい農村の話です。ここで言う昔とは45~50年前の事。
昔は嫁いで裕福に暮らしている人は実家にお歳暮として塩引きを持参したものです。
「誰々さんの家には塩引きが3本も下がっているよ」等と噂話になったものです。
我が家には送られて来る塩引きも無く、実家を思って盛り上げてやろうとする
兄弟もいなくて肩身の狭い思いをしていたのではなかろうかと
また、近くに魚屋は無く、意地でも作らないぞとの思いは分かるような気がします。
嫁ぎ先の姑も作りませんでした。なぜかは聞いた事は無いけれど隣は魚屋でした。
よほど嫌いだったのか、作ったものを持っていけば食べるのだけれど・・・
今年は聞いてみようかと思ってます。
叔母に教わって作るようになったのは娘に伝統料理を継承しようとの思いもあって
面倒くさいけれど作り続けている訳です。
毎年、丸ごと鮭を送って下さる方もいて冷凍しておいた頭が有り、別荘で畑作りを
しているM様の立派な大根も(写っている3本)有りで作らない訳にはいきません。
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一般家庭では朝から作り始めるのでしょうが、勤めている身の上なので夕方から
一晩掛けて作ります。出来上がりは明日UP致します。
では、がんばります