Yokoの花便り

鶯の初音とお雛様

2009.03.16

今朝のことです。「ホ、ケキョケキョ・・・」まだ本調子ではないのか
たどたどしい啼き方で、そのうちに、
「ホーホケキョ、ホーホケキョ、ケキョケキョケキョ……」と啼くでしょう!
例年3月下旬ぐらいなので10日ほど早いようです。
去年は29日、一昨年は25日でした。(私の家で気付いた日です)
初音を聞くと春になったという思いと今年も来てくれて有難うでいっぱいです
今日ご紹介するのはS様宅の古雛です。鶯の初音とお雛様で気分上々です
ここに集う人形達は主に東京のとある旧家から譲り受けたものだそうです。
人形についての知識はほとんどありませんので、お聞きした範囲で・・・
撮ったままを順不動でUP致します。ご覧になりたい方はご連絡下さいませ。
皆さんに見ていただく事がうれしいそうです。S様も人形達も・・・
場所は黒磯地区です。(コメントもしくはEメールで;takita@hitomi-komuten.com)
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桜と橘は京都御所にある「左近の桜」「右近の橘」を現した物なのでしょう!
この場合の右左は男雛女雛から見た位 置なので、左近の桜が向かって右、右近の橘が向かって左のようです。
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真ん中は『五節の舞』だそうで保存状態がよさそうで大変高尚な感じです。
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真ん中は花車引き官女
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右端は江戸時代のものだそうです。いまだとおいくらぐらいなんでしょうか?
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下の台座などは無いので新たに作られたそううです。
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左端は『享保雛』江戸時代中後期に流行した雛です。面長な顔で切れ長の目。口元はやや開きぎみ、男雛は烏帽子を冠り笏(しゃく)を持ち両足を揃えています。女雛は華麗な冠をかぶり、五衣(いつつぎぬ)や唐衣(からころも)に似せた衣装に綿でふくらませた紅袴をつけています。
真ん中は『狆引き官女』お犬様を連れています。この時代に狆がいたんですね
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真ん中~犬筥(入れ物になっていてS様のお話ではへその緒を入れたのではないかと)
犬は安産の象徴ですものね!
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左端は弁慶と牛若丸の人形で5月節句に飾るそうです。
その時分に又寄せてもらいます。
お雛様の方は旧暦の3月3日(4月29日)まで展示しているそうです。
ネットオークションを見たら大変お高いです。何気なく観て来てしまったけれど
江戸・明治・昭和初期の作がほとんどのようで大変貴重な物のようです
それにしても片付けに3日はかかるのだとか(゚ロ゚;)エェッ!?
時間と管理費用を考えたらよっぽど好きじゃないと出来ませんよね~