昨日は初午でした。我が栃木県人にとっては欠かす事の出来ない一日です
朝も早よからよ~♪オニオロシで大根を下ろさなくてはなりません
どこの家庭でも親から受け継ぐ伝統料理(料理というにはおこがましいかも)
我が家の味は残念ながら叔母から受け継いだものです
母がしもつかれを作ったという記憶はなく、姑も一度として作りませんでした
出されれば食べるけれど好みじゃないし面倒だからだろうと。。。
結婚してから叔母に教わり作り続けているので何が何でも作らなければ!
去年だけは夫婦二人なので頂きもので済ませてしまいましたが
やっぱり自分で作ったものが一番おいしいので今年は頑張りました
別荘にお住いのモモセ様から私の足よりも太い大根3本頂きました
豆まき用の大豆3袋購入、暮れに頂いた新巻きザケの頭と骨、人参3本
さつま揚げ5枚、カップ一杯の酒粕
大豆と鮭の頭と骨は薪ストーブの上に一日かけておいて柔らかくなった所へ
オニオロシでおろした大根2本分と人参、酒粕を加えて柔らかくなるまで・・・
最後にさつま揚げを加えて一煮立ちさせ味を調えます
びっくりするほど見苦しいですが、温かいご飯に冷たいしもつかれを乗せても
お茶請けとしても我が家ではなくてはならない一品です
砂糖や旨味だしは加えず塩とみりん少々、好物の酒粕はよそ様よりは大分多め
家中、鮭と大根のにおいに包まれながらやっと完了しました~
会長宅は初午の昨日お出かけ「種を分けて頂戴」と言われていたので
作ったしもつかれの三分の一の量を鍋ごとドカ~ンと差し上げましょう
今はあまり拘らない様だけれど昔から初午の日にしか作っちゃいけないと言われ
それ以外は初午の日に作った種を分けてもらえば作れるとの決まりごとが
家庭によって味は様々、7軒食べ歩けばその年は風邪をひかないとも。。。
おどろおどろしくも“しもつかれ”
2011.02.9