社長ブログ

木の耐久性

2008.04.21

 「木」がすごいのは、年月と共に衰えるのではなくむしろ高まるという点です。
強さのピークは伐採後、約200年と言われ「木」は少しずつ強度を増していき、約200年経つとそれからようやく強さは低下し始め、1000年以上かけてゆっくりと伐採直後の新材と同程度の強さに戻ってゆく。

今でも、法隆寺に匹敵する規模の大型の木構造建築が造られ続けています。
長い年月をかけて強度が高くなっていくのです。地産地消と言う言葉がありますが、「木」も同じ
生まれ育った土地で使われるのが一番正しい姿だと思う。ちなみに緯度1度(約111km)以内の材を使うのがベストです。

日本が誇る木造建築物法隆寺は、1300年以上の寿命を持つ.こいつはスゴイ!!!
鉄筋コンクリート造の歴史は300年ほど。鉄骨造は、1889年のパリのエッフェル塔が最初です。いずれも歴史は浅く歴史的に寿命が証明されているのは、木構造建築です。

「木」は、燃えると言われますが、厚みがあれば表面は焦げても中まではなかなか燃えないものです。また、腐るとも言われますが、「木」は、しっかりと乾燥させれば腐らない。含水率を18%に保てる環境にし、酸素・水分・温度・栄養分の4つの条件がそろはない限り腐朽菌は、発生繁殖しないので「木」は、腐ることはないのです。

家を造るのに1000年とは言いいませんが、せめて100年はもたせたいよね!

ちなみに右上の写真はちょうな掛けをしているところです。