住宅の役割として人間が人間らしい生活を営む為に必要な、ハード的要素とソフト的要素を合わせ持つ建物と考えます。
1.ハード的要素としての製品価値
- 構造的に堅固で耐久性があること。
- 機能的に便利で近代化生活ができること。
- ファッション的に家族と合致していること。
- その他製品として完全であること。
2.ソフト的要素(環境としての利用価値)
- 感覚的に衝動意欲を満たしているか
- 本質的に幸福な家庭生活の条件を満たしているか
- 家族が心身共に健康であること
- 家族が平和と安心な生活を保てること
- 家族の経済に破綻をきたさないこと
- 家族の躾ができて子孫繁栄すること
- 毎日が快適な生活を続けられること
- その他、幸福の条件が仕組まれていること
- 永久的に長持ちする条件
- 住む人がいつまでも愛情をもって楽しく生活ができること
- 時代の変還に耐えて不便や不自由を感じさせないこと
- 古くなればそれなりの価値を出すこと
- 住宅は壊れる物ではなく壊される物の認識の中で壊されない住宅とは何かの追求
- ヒューマニティ―的要素
- 施主の幸福を願って仕事をする心
- 木(気)配り、木(気)使い、木(気)組の結晶
- 職人の意地と執念による至誠(施主に対する祝福の心)
以上、住宅の三大要素があり住宅の役割を分担しています。
一般的にはハード的要素のみを追求する人が多いようですが、正しい住宅の役割について次回からお伝えいたします。