今回の旅行で一番興味があったのはオンドルでした。
建築関係に携わっている関係もあるのでしょうがものすごく関心があります。
東京近辺は冷暖房エアコンや石油ストーブ・コタツで充分過ごせるでしょう!
東北地方や北海道ともなると完璧な暖房設備で室内は快適だそうです。
栃木、福島南部当たりは微妙です。
石油ストーブとコタツのセットが標準でしょうか?
快適な冬を過ごす為には床暖房が一番のオススメです。
この床暖房のルーツが韓国のオンドルではないかと思います。
韓国ドラマの「ソドンヨ」をご覧になった方はお気づきでしょうね。
百済時代を描いた作品で、寒くて湿気の多い韓国で王様の病気を治す為に
オンドルを発明したくだりがありました。
先日のソウルの気温は-12度でした。でも、室内は暖かかったのです。
食堂もオンドルになっていて座るとお尻がぽかぽかで快適でした。
プサンの留学生にも尋ねてみましたが、栃木県のこの寒さはこたえるそうです。
実家では外は寒くても家の中ではTシャッツだったそうです。
彼女の家のオンドルは床下に配管をして灯油で暖める温水式床暖房のようです。
日本でもこの形式のものが各社から出ています。
昔は薪を燃やして床下を煙突のように煙が這って暖めていたようです。
一番疑問に感じていたのはドラマの中に出て来る床の色についてです。
庶民の家の床は黄色です。ほとんどこの色です。
そして嫌な事があるとお母さんは黙々とこの床を拭いているのです。
日本にはない物のようで材質はなんだろうと常に目を凝らしてみていました。
今回の旅行で解明いたしました
なぜ黄色にこだわるのか?
昔、薪を燃やしていたオンドルです。(昌徳宮で)
煙の通るところは石張りです。石の床は痛いので紙を貼り、
紙をより丈夫にするため特殊な油を塗ったそうです。
想像するに日本の雨傘に塗ったような油なのかも。
この油を塗った紙の色が黄色なのです。写真からもうかがえるでしょう
床が黄色だった事の名残で今も黄色いクッションフロアなのではないんでしょうか?
これはあくまでも私の憶測です。新情報がありましたら教えて下さい。
現在のオンドルの説明写真です。
床がいずれも黄色でしょう!!!
食堂のは黄色でもちょっと素材が違っていました。
私の見る所、クッションフロアじゃないかと。
日本ではあまり使われない色です。
この写真は床がピカピカなので
Pタイルみたいにも見えます。
北朝鮮の一般的な暮らしぶりの部屋との説明でした。
(統一展望台での展示)
やっぱり床は黄色でした。
触ってみた感じはクッションフロアに近いです。
詳しく解明するにはまた、行って来ないと・・・
出来れば住宅展示場なんか回ってみたいものです。
韓国暖房事情
2008.12.11