建築現場から

K様 別荘新築 現場進行状況その6

2009.06.1


天井下地が終わり100ミリの断熱材が隙間無く取り付けられました。
この後は、サワラの板を張る予定です。
しかし、5月の内装制限緩和により、火気使用室において
特定不燃材料が必要な範囲から外れた部分には、
「木」が使えるようになったはずですが、
土木事務所に確認したところ、このことが良く解らない?
との返答でした。
万が一駄目な時には、断念せざる終えませんが
改正法が適用される事に期待するしかありません。


ここは、浴室です。
オレンジ色に見える部分は、防蟻処理をした証拠です。
本来は無色なのですが、それだと本当に散布したか否か
確認しにくいので着色しています。 
着色された板の部分が十和田石を張る範囲で、
その上は檜の無垢板で仕上げます。 
緑色に見えるのは防湿シートで 
壁・天井に隙間無く貼り、湿気を遮断し躯体を保護します。


外壁に防湿シートが張られ 

窓廻りには両面テープでシートをがっちり密着し

雨の侵入を防ぎます。

間もなくサイディングを張り始めます。


これはサワラ板といって色は淡いピンクで比較的柔らかい板です。

リビング及び吹き抜けの天井に使用する予定です。  

狂いが少なく湿気に強い木の一つで、調湿性に優れ良い香りがします。

脱衣室の壁・天井にもサワラ板を使います。

ここでの作業は、板の面取りをしている所です。


ここでは、造作材を加工しています。

小穴カッターを使い、枠材に溝をつけているところです。

全ての入り口枠や窓枠にこの様な手作業の加工を施し

造作材が作られていきます。


加工の終わった造作材を、超仕上げ(機械で削るカンナ)で

一つ一つ丁寧に仕上げていきます。

建築現場は順調に進んでおり、

ここまでの作業で雨風の侵入を防げる状態になりました。

ここまでは速く作業が進みますが、

これからは造作作業になり、一つ一つの作業が

今までの様に速く仕上げる内容ではなくなるので、

こつこつと丁寧に進んでいきます。