梁組み天井に使用する松~背割れを入れて楔で広げています。
松はねじれやすいのでねじれて狂うのを防ぐ為だそうです。
不思議な事に背割れを入れたほうが入れないものより丈夫なんですって(≡ω≡.)?
「なぜかは説明できないが経験上分かっているんだ」と年配の棟梁が言ってました。
今時24尺の松の梁を使う家はめったにありません。やはり一般建築に比べて
材木代が少々お高くなります。あわせて、これからチョウナ削りをしますから
手間もかかります。
古風な建築をお好みの男性方に根強い人気がありまして別荘に使われるのが
主な用途です。
この松は那須山麓に3月初旬まで生えていたものです。
ほとんどの建築用材は3月いっぱいぐらいには伐採しないといけません。
暖かくなると水が上がり品質が落ちてしまいます。
それにすぐ近くにオオタカが巣作りをはじめました。
卵を産む前に伐採を終えないとオオタカも気が気じゃないでしょうから
どちらもぎりぎりセーフ
オオタカもうまい具合に場所を選んでいます。でも、危うく切るところでした。
伐採予定の木には下の小さな写真から分かるようにテープで印が付いてます。
オオタカが大騒ぎしなければ建築用材にはうってつけの木でしたから・・・
オオタカの巣~1 posted by (C)yokoちゃん
こんな風にして運ばれて来て加工され、那須山の別荘として歴史を刻み続けます。
地元に生えてた木で建てる家ですから良い家が出来るでしょう!お楽しみに
那須山麓の松の木の話
2009.03.28