Yokoの花便り

幼い日の記憶の中にある粉白粉の匂いです

2009.06.26

叔母の鏡台の引き出しには粉白粉の匂いがしみこんで、
幼いながらに、これが大人の女の人の匂いなんだと思ったものです。
粉粧楼(チャイナ・ローズ) の香りが字のごとく粉白粉の匂いなんです。
香りが良くて重たげな蕾で細い首が折れそうな雰囲気がたまらなく好きです。
加えて、このバラが好きな訳は・・・挿し木でどんどん増やせるんです。
好きだからといってそんなに増やしてどうすんの?と言われそうですが・・・
UPしたバラも挿したものです。初咲きです。自分の分身のようでかわいい
秋に咲く花は深みがあってため息の出るような美しさです(*゚▽゚*)
DSC_0015(1)
雨に濡れると蕾が開かなかったり、うどん粉病に弱かったりと手がかかる。
出来の悪い子がかわいいように、放っておけないんです。
日本には中国から入ってきたので中国生まれのチャイナ・ローズと
考えられていたけれど実はヨーロッパ生まれのポリアンサだそうです。
クロチルド・スーペール という名前ですってオオーw(*゚o゚*)w
10年以上前から育てていたのに今年初めて知ったのです。
2007年5月30日に公式に
『粉粧楼として流通しているバラは実際はクロチルド・スーペールです』
と発表されたそうです。
お母さんバラはアーリー・ポリアンサの『ミニョネット』
お父さんバラは今はもう失われたかもしれない
ティー・ローズの『マダム・ダメイジン』
『ミニョネット』はノイバラとチャイナ・ローズから生まれたバラです
『マダム・ダメイジン』はティー・ローズかけるティー・ローズ
チャイナ・ローズもティー・ローズも起源は中国
ノイバラは日本が起源『クロチルド・スーペール』は東洋生まれといえますね!
東洋の美を結集してヨーロッパで生まれたバラが中国経由で日本に到来し
『粉粧楼』という素敵な名前で愛されているということです(☆゚∀゚)
『粉粧楼として流通しているバラは実際はクロチルド・スーペール』と
公式に発表されたけれど、今後も『粉粧楼』の名称で呼ぶそうです・・・
バラの世界は知れば知るほど奥深いものがあります(。・ω・)ふう~!