Yokoの花便り

紅葉前線と終焉

2009.10.20

山の頂上付近の紅葉は終わって、今年はさほどではないそうな(*・ω・)ノ
平地まで降りてきたのに噂通りきれいな紅葉に出合えません!
急な冷え込みでもくれば一気に色付くのでしょうが・・・
今のところ赤いウルシときれいとはいいがたい桜ぐらいのものです。
昨日は山間部で葬式があってのんびりと山々を観察していました。
場所は栃木県北部芦野付近です。赤いところが桜です。
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このごろの葬式は七日目念仏までするのでほぼ一日がかりです。
長い間患って口も利けず食べる事もままならず流動食でした。
脳梗塞だったので家族の認識も出来なかったようです。
老人介護ホームに入所していて、まめに夫は妻を見舞っていました。
そんな夫が涙ぐみながら、
「何も分からなくてもいいから生きていてほしかった。」と、
「長生きなんかしたくない。生きていく気力もない。」と、
子供も孫もたくさんいて大勢の家族に囲まれて暮らしていても、
やはり妻がいないという事は70代の男性にとっては堪えるらしい。
よく世間では妻は夫より一日でも長生きするものだというけれど、
おじの背中を見ていてなんとも寂しげで慰めようもありません(´-д-;`)
女のほうが割り切ってより元気に生きていけるだろうと確信です。
しばらくして落ち着くと見違えるほどきれいになって驚かされます。
女は解放されたと思い、男は支えを失ったと思うのでしょうか?
秋の穏やかな晴天に人生の終焉について考えた一日でした。