Yokoの花便り

富士には月見草がよく似合ふ

2009.11.10

太宰治の富嶽百景に出てくる月見草はオオマツヨイグサのようです。
「ちらとひとめ見た黄金色の月見草の花ひとつ」とのくだりです。
私も月見草はオオマツヨイグサだと思ってました。
だって富士と対峙して咲くにはある程度のごつさと高さがないと、
絵になりませんものね(*’-‘*)
竹下夢二のヨイマチグサも同類かと・・・
でも、本当の月見草ってこの写真の花のようです。
以前植えたのが毎年種がこぼれて思いがけない所で咲きます。
メキシコ原産で江戸時代に鑑賞用として渡来したそうで、
花期は6~9月頃です。
DSC_0009-1
この所の暖かさは植物を狂わすほどなんでしょうか?
この写真夕べ咲いているのを撮ったものです。
「えっ、何で今頃咲いているの?」懐中電灯片手に撮影です。
真夏と遜色ないほど立派に咲いています。
花の時期に咲いたら、それほどの感動もないのでしょうが、
時期が時期だけに暗闇の中に白く開いた様はちょっと感動的です。